まず知っておいていただきたい用語

 

このページでは、苫米地式コーチングを理解するために必要な用語を解説します。

・スコトーマ   /   ・エフィカシー   / ・セルフトーク / ・ゴール設定 /  ・コンフォートゾーン  / ・ゲシュタルト / ・縁起 / ・ホメオスタシス(恒常性維持機能)  / ・抽象度

 


 

☆スコトーマ(scotoma)

 

   盲点のこと。我々の住む4次元(縦、横、高さ、時間の4つ)には目に見えること、見えないこと、
そして実体の無い情報的なものがそれこそ無数にあります。

   それを全部認識することはできません。そこで余分なものを省く、脳の作用によってスコトーマができてしまいます。盲点というと視覚や、認識に小さな“欠け”があるというイメージですが、そうではなく世界のほとんどがスコトーマに隠れています。
   見えている、認識できている部分の方が“点”ということになります。 それこそ無限大に存在するものをたくさん認識できるようにスコトーマを外すことがあなたの持つ無限の可能性を発動させることに繋がります。 
   そしてそれを現実化するために必要なのがエフィカシーです。(次のコーナー)


 

☆セルフトーク

 

セルフトークとは

  声に出さなくても、心の中で発する言葉のことです。

 

ここではそのうちのネガティブなセルフトークについて書きます。

 

 

まずセルフトークは1日に4万回から6万回頭をよぎり、

そのほとんどはネガティブなものと言われます。

 

「しまった!」

「オレはダメな奴だ。」

「今度の案は失敗するだろうな」

 

それこそ千差万別です。

 

 

ネガティブな出来事が実際に起こったとします。

ネガティブトークにより、脳が脳内で再現することにより

それを忘れないように強調します。

 

それでたった1回しか起こらなかったことが

10,000回おこったような気にさせられてしまいます。

(何しろセルフトークは1日4万〜6万回ですから)

 

確かに10,000回起こったことは10,001回目もありそうです。

 

きっと同じことが起こると思えて当然です。

 

 しかし、現実にはたった1回のことをこのように感じてしまうなら、

完全な間違いであると言えるでしょう。

 

 ネガティブトークはその客観的に見て明らかにおかしなことを

人に信じさせてしまいます。

 

なぜ脳がそのようなことをするのかというと

過去(大昔)に人間の生存率を高めるために

そのような働きを脳がする必要があったからです。

 

 

 草むらがガサガサ音をたてたら、昨日と同じように

イノシシが襲いかかってくるのでは?

 そうしたら一目散に逃げる。

その時狙っていたウサギを捕まえられなくても

背に腹は代えられないということです。

 

 

 脳はそれを何回も実際に体験したのと同じような印象を人間に与えます。

 

ネガティブなセルフトークを繰り返すことは

それを脳に促してしまいます。

 

つまりそのネガティブな体験を何度も再体験するのと同じです。

 

 これではネガティブが確信になり、

ポジティブに向かうことが難しくなります。

(つまり草むらに近づくのをやめ、ウサギを捕まえることを諦めます)

 

 

現代生活は

大昔の死と隣り合わせの生活とは大きく違います。

 

ネガティブな考えの必要性(イノシシに襲われる)は圧倒的に下がり、

手に入れられるはずのポジティブ(ウサギを捕まえる)なものは巨大化しています。

 

 

 

 つまり現代においては、ネガティブさを抑え、

ポジティブさに向かう意志が必須になります。

 

 そのためにセルフトークをコントロールする必要性があります。

 


 

 

☆エフィカシー(efficacy

 

   エフィカシーは「自分のゴール達成能力に対する自分自身の評価」のことです。

   エフィカシーが上がるとスコトーマが外れます。
ここで重要なのは「あなた自身の評価」という部分です。

   他人の、例えそれが先生でも社長でも評論家でもその分野のトップの人でも
なく、あなた自身の評価です。

   誰もがエフィカシーを低く抑えられた状態で生きています。

   そこを上げることはとりあえず簡単にできます。

   エフィカシーが上がっただけで、物事はうまく回り始めます。
   それではエフィカシーが上がり、スコトーマが外れたあなたには
今まで見えなかったものが見えるようになりました。

   見えるようになったあなたはどこに向かうのでしょう?
   それが次のコーナーに書く、あなたの思い描くゴールです。

ゴールには正しいゴール設定の方法があります。

 


 

☆ゴール設定

 

あなたの目標達成のためにまず、最初にゴールを設定します。

 

 あなたが成功するかしないかは、ほぼゴール設定によって決まってしまいます

 

  正しくゴールを設定するだけで

・スコトーマを外し

 ・大きなエネルギー獲得が自動的にできます。

 

 

 最大のポイントは、

 ゴールを現状の外側に設定するということです。

 (設定の方法は全く技術であり、正しく行うことで絶大な成果を生むことができます)

 

 

普通、ゴールの設定は現実を踏まえて

現実的な範囲で、と言われます。

 

 これは過去に照らし合わせる、データを元に未来を予想する、

ということです。

 

しかしこの考え方ではスコトーマが外れず、

無駄な努力を強いられて失敗します。

 

「過去のデータだけが現実的で信頼できるから・・・」

と言うなら、

こんなエフィカシーの低さではうまくいくはずがありません。

 

未来だけがデザインすることができます。

まだ現実化(明確化)していない未来こそ

あなたが自由にデザインできるのです

「鉄は熱いうちに打て」です。]

 

つまり見えなかった無数のものが見えるようになり、

エネルギーが増大する。

 

 正しく設定されたゴールから無限のエネルギーが供給される

くらいの感覚で良いでしょう。

 


 

☆《コンフォートゾーン》

 

  人間は無意識にコントロールされています。
それを自分自身でも気が付くことができません。

「なぜあなたはそう思うのか?」

「なぜあなたはそうしたのか?」

  この疑問に対するあなたの説明は筋が通っているようでもほとんど後付けのものです。

   まず無意識がそうさせたのです。

   無意識は何をもとに判断しているかというと、それがコンフォートゾーンです。

   コンフォートゾーンは物理的なものではなく、脳のメカニズムのひとつです。

  人間は自分のイメージに合わないことをすると(コンフォートゾーンにないことをすると)、
コンフォートゾーンに引き戻されます。

  誰も自分のコンフォートゾーンを理解していません。

  例えば宝くじに当たるとものすごく嬉しいでしょう。 一生贅沢ができるように感じるでしょう。

  しかし、その人のコンフォートゾーンがそこに無いと
無駄遣いして、元の貧乏な自分に戻ってしまいます。

  心地の良いはずの領域なのにコンフォートゾーンがあなたを元に戻してしまったということです。

  コンフォートゾーンに逆らって生きていくことはできません。
だからコンフォートゾーンを広げたり、移動させたりする必要があるのです。

 

 


 

☆ゲシュタルト

 

   ゲシュタルトを創るということは、人が持っていない価値を持つことになるので、
あなたを大きな成功に導きます。

 

   まず“ゲシュタルト”という言葉をネットで検索すると、次の説明がトップに書かれていました。

 

   「ゲシュタルト心理学の基本概念。全体を、部分の寄せ集めとしてではなく、ひとまとまりと
してとらえた、対象の姿。形態。」

  つまり、部分の性質とは全く違う性質が全体として見たときに現れるということです。
(化学変化のように)

   “ゲシュタルトを創る”というのは、XとY(あるいはもっとたくさん)を関係させる視点(高い抽象度)で見ることで別の価値を発見するということです。

   そのときに部分的に見たときと全く違う性質に気づけば、ゲシュタルトができたことになります。

  万物がゲシュタルトの材料になり得ます。

   万物はそれこそ万物なので全てを含みます。その中の情報の数は無限です。
そしてその無限の情報の組み合わせも無限です。

  これからあなたが創っていくゲシュタルトも見方によっては既に万物の中に存在すると言えます。

 

   これはミケランジェロの「私は大理石の中にある天使を見た。そしてその天使を
自由にするために彫ったのだ。」(名言+Quotesより)という言葉を想わせます。

   つまり、あなたがこれから創るゲシュタルトは既に万物の中に存在します。

それを彫り出すかどうかにかかっています。

 

 


 

 

☆ホメオスタシス(恒常性維持機能) 

 

  誰でも経験があることで言うと、

・暑い日に汗をかいて体温を下げる
・寒い日にはブルブル震えるという運動をさせることで体温を上げる
これがホメオスタシスの働きです。

   つまり自分自身は全く意識していないのに体の機能が勝手に作動します。

   今挙げたのは身体の反応ですが、脳機能についても同じです。

  脳が勝手に作動します。

   例えばひとつ前に書いた“コンフォートゾーン”で言えば
コンフォートゾーンから離れたことをあなたがするとコンフォートゾーンに
引き戻されます。

  本当はすごくうれしいはずの宝くじに当たるという幸運に恵まれても、
それがあなたのコンフォートゾーンにないとわざと無駄遣いをして元の貧乏にもどります。
   そして「ホッとする」のです。
もちろん、残念だとか、次はちゃんと考えようとか思うでしょう。

   しかし、その人のコンフォートゾーンは落ち着きを取り戻したのです。

  あなたの顕在意識(現在意識)がどう思うかは関係ありません。

  そしてその脳の企みは常に成功するのです

  つまりあなたが今のコンフォートゾーンから自由になるには
あなたのコンフォートゾーンを移動させるか、広げるか、しか方法はありません。

  そうでないと一時的に状況を変えることができても、必ず元に戻されてしまいます

 

 


 

 ☆《縁起とは?》

  縁起は仏教の言葉です。

   縁起とは一言で言えば、「すべての存在は関係で成り立っている。」 
ということになります。

   全ての存在が後で関係を持つのではなく、関係があり、存在が後から現れるのです。

  普通に考えると逆ですが・・・。
多分、今の時点では何かしっくりこないかもしれませんね。


   例えば何かの分子がひとつあります。

  そして隣にある分子が必ずあります。

   それがかなり離れた距離にあったにしても
(その分子がすぐ近くにあっても、何光年はなれていても)、“お隣”があるはずです。

   そう考えていくと宇宙全体、大宇宙の果てまでお隣という関係は繋がっていきます。
   もちろん空中、宇宙に漂うものだけがお隣関係になるのではありません。

   先ほど分子と言いましたが、我々の体や他の生物、高層ビル、海など、
それこそすべてを構成する分子も含みます。

 

   今話したのは、物質的なものですが、物理的実体の無い情報についても同じです。

  それら全てが何かしらの関係で繋がっているのです。

   もちろん関係はお隣さんのような位置的な関係だけではありません。

   人間の親子関係
   友人関係
   撮影する人とされる人の関係
   加害者と被害者の関係
   太陽のように光を放つものとその光を受ける地球の関係
   テーブルとそれに置かれているカップのように支えるものと支えられるものの関係

  ・
  ・
  ・
   などなどです。
   いろいろな関係が、それこそ無限にあります。

   そしてその縁起の一部として“あなた”が存在しています。

  あなたという孤立したものが宇宙に存在しているのではありません。
あなたも大宇宙の一部です。(大宇宙という巨大なネットワークの一部です)

   そしてあなたは、あなたという‟個”を中心にした宇宙を展開します。

  今でもそれを展開しています。
  (ただコントロールできていないだけです)

   それが‟一人一宇宙”と言われるゆえんです。
それが“縁起”の概念です。

 


 

☆抽象度


   抽象度は、文字通り抽象的な度合いのことです。
例えばあなたが柴犬のジョンという犬を飼っていたとします。
この犬は世界に一匹しかいません。

   しかし柴犬はたくさんいます。

  この場合あなたのジョンの少し上の抽象度は柴犬ということになります。
 さらにたくさんいる柴犬を少し抽象度を上げると犬になります。

   またあなたがポルシェ911に乗っているとします。
ポルシェ911の少し上の抽象度のものとなるとポルシェ(911出ないモデルを含む)
やスポーツカー、ドイツ車などがあります。

  もう少し言うと、夕張メロンの少し上の抽象度はメロン、その上はフルーツなどなど。

  このように抽象度があがるということは、ある意味大雑把になっていく感覚です。
 そして例として挙げた抽象度が上のもの、
   犬
   スポーツカー
   メロンなどは

それぞれ
   あなたの柴犬のジョン
   ポルシェ
   夕張メロンなどを
含みます。(包括します)

 

  ここで上げた例は抽象度が少し上というレベルでしたが、もっとどんどん
上げていくことができます。

 

  ポルシェ → スポーツカー → 車 →  乗り物 →工業製品 → 物  というようにです。
(もっと抽象度を上げていくことはできます)

 

 では抽象度を上げるとどうなるのでしょう。

 ポルシェ → スポーツカー の例で見てみましょう。

  ポルシェはドイツ製で、スピードが出て、高価な車です。

   そしてスポーツカーはドイツ製でないものもあり、特にスピードが出るとは限りません。
また安い価格のものもあります。

  つまりポルシェはスポーツカーですが、スポーツカーがポルシェであるとは
限らないということです。

 

   さらに「ポルシェはドイツ製で、スピードが出て、高価な車です。」
という特徴がスポーツカー全体に当てはまるわけではない、と書きましたが、
それはスポーツカーというものの定義にこの3つの要素(情報)は含まれないということになります。

 “ポルシェ”固有の情報は、“スポーツカー”の定義には含まれません。

 

   つまり抽象度が高い方が情報量が少ないということになります。

  これが“抽象度”の大まかな説明ですが、

   ではなぜ抽象度が重要なのでしょう。

   抽象度を上げるということは主に・余分な情報を省くことによって物事をクリアーに見ることができる
・スコトーマが外れる
・ポテンシャルエネルギーを上げる(これは別に説明します)
   これらを簡単に可能にしてしまいます。


   何をさておいても抽象度を上げること。
これが悩んでいるとき、恐れを抱いたとき、危機が迫っているとき、大勝負に出るときなど
あなたに無限の可能性を見せてくれます。